ブレード素材はステンレスの154CMで刃渡り3.05インチ(片刃ですよ)、グリップはG10。
AXISとはロックバックやライナーロックとは違う、ベンチメイドが特許を持つ独自のナイフのブレード収納&固定方法の事。
ブレードの開閉はとてもスムーズ。 片手でもブレードと一体化している「レバー」を弾く事でブレードをスムーズに開けて、更にブレードに付いているピンを押してブレードを開くことも出来ます。
・AXISロックはブレードを固定する「1本のピン」を保持する為にバネを使用しています。
・このモデルはバネの力でブレードを開閉させる「オート・セミオート」の構造ではありません。
・日本国内では飛び出しナイフの所持は違法です。(※1)
自分はこのナイフを3年ほど使っています。
ベンチメイドのナイフは工場出荷時点で、とてもシャープに研がれているので再調整の必要も無し。
AXISロックはブレード自体を固定するのは1本のステンレスピンのみ。そのピンは左右から専用のバネでテンションが掛かっている状態。
ブレードの開閉作動もスムーズでお気に入りのナイフではありますが、あくまでサブ・ナイフとして使っています。
釣った魚を捌くにも、AXISロックは血糊や魚の油で作動不良を起こした事があるので他のナイフを使っています。
このロックシステムは他にも土や砂利、埃に対してそれほど強くは無いのでアウトドアで本格的に使うにはちょっとデリケートなナイフだなと感じています。
そもそも汚れでブレードの開閉不良を気にするなら最初からフォールディングでは無くフィクスド・ブレードを使えば良い訳で・・
ナイフのグリップやAXISロック周辺は「スカスカ」なので川の水などでじゃぶじゃぶ可動部を洗えば魚を捌くにもブレード開閉の作動不良は防げるとは思います。
ベンチメイドの難点は故障時の対応。例えばAXISロックのピンを固定するバネが折れてしまったら、スペアのバネをメーカーから購入するか、或いはナイフをメーカーに送って修理依頼する事になります。これは結構めんどい。
日本のナイフ屋さんでAXIS用のスペアバネを製作している所があるらしい、とは聞いた事があります。
今のところはバネもまだ大丈夫。使って汚した後は分解・洗浄してオイル付けたりメンテナンスしながら、あくまでサブ・ナイフとして使っています。
ーーーーーーーー
(※1)日本国内における刃物の取り扱い、輸入等の参考サイト
警視庁 刃物の話
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/hamono/hamono.htm
JETRO 日本貿易振興機構 刀の輸入手続き
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04M-010996.html
スポンサーリンク